公認会計士試験(短答)の学習方法論③(社会人✖︎独学者向け)

こんばんわ!escです。
今回は、プロローグの最後として、③働きながら、勉強することのメリット、デメリット=>個人的にどっちがいいかを書いていきたいと思います。
前提として、「公認会計士の資格に興味をもって、いざ試験勉強に参入しよう」とする人で、「残業時間が20hr/月程度で」かつ「仕事続けてやるべきか、専念するべきか、迷っている」人に対して書いていきたいと思います。「残業時間が20hr/月をそもそも超える」人に対しての、私的アドバイスは本記事の最後に記載したいと思います。

メリット
早速、メリットから記載すると2つあります。まず1つ目は、いわずもがな、心の余裕がです。
前回の記事でも、記載致しましたが、この試験、正直実力がある人でも落ちるような試験だと思います。(理由は、前回の記事またはコメント下さい。)

自分のまわりでも、仕事を辞めて、試験に専念し、成績は申し分ない方が、運悪く試験に落ち、リタイアされた方がチラホラいらっしゃいます。やはり、経済的な負担やそれよりまして、精神的負担が大きいからか(まわりからの期待を含め)、続けることができないようでした。

仕事をやりながらの場合、当然ストレスや負担は大きくなるもの、必ず今回受からなくては、人生が積む!!

といった恐ろしいほどのプレッシャーはかからないのが最大のメリットです。

2つ目は、生活のメリハリ×勉強の質が向上する点にあると思います。

質問ですが、読者の皆様は、一日どれだけ働いていますか?

僕は、試験期間にかけては、可能な限り20hr/月を目標にしていました(当然、忙しい時は80hrくらいの残業もあります。)
この状況下では、毎週の残業時間はせいぜい5hr程度で、1hr/日程度です。そんな平日だと、出社前に、朝から2hr+退社後2hr(+直前期はお昼休みに1hr)で約5hr程度は、軽く確保することが可能です。休日は、彼女や友達とランチやごはんを食べに行っても、割と7,8hrの時間は確保できるものです。

...なにが言いたいか?

それは、割と働きながらでも、35hr~40hr/week程度は確保できるということです。

では一方で、専念組はというと、1日10hr程度机に向かうことができます。

でも、、、、、10hrの集中力続かないっすよ!!(少なくとも、それを毎日×1,2年)

僕にはムリだと思います。笑
おそらく、一部の天才を除いて、せいぜい6hr程度が集中力のmaxで、残り4hrは効率を維持できていないのでは?
と思います。(休日の自分を参考にw)

意外と、平日の限られた時間の中でねん出した5hrの勉強は、中身が充実しているなと思うことが多々ありました。(特に、短答式試験は、1科目が概ね1hrに収まるので、午前、午後の2hrで解答+採点+解法のcheckが可能です。加えて集中して問題を解いた後は、正直疲れ切ってしまうので、リフレッシュの意味で仕事をやるのは割といいかなと思いました。)

では、働きながらのデメリットは何か?
これは、メリットの反対ですが、やはり勉強時間にあてる絶対的時間が限られることだと思います。しかし、上述の通り、質と時間は反比例すると個人的に思うので、あまり影響はないかなと思う次第です。

もう1つデメリットとしては、繁忙期のせいで、試験に対しての自分のピークを調整することが困難になることが挙げられると思います。
個人的には、初めのデメリットより、よほどクリティカルだと思います。

これはなにかと申しますと、いくら周到に勉強を積み重ねても、直前期と繁忙期が重なって、「試験の最後の週に勉強時間0hrでした。」とかいった状況に陥ることです。

やはりこんな場合だと、合格の確度はがっくと落ちるものです。

こればかりは、どうにか前倒しで仕事をこなし、思いっきり有給を使うとかでしのぐしかないのかなと思ったりします。

では結論として、仕事を辞めるか、続けるか、どちらがいいかというと、個人的には圧倒的に仕事はやめない方がいいと思います。
メリットがデメリットを凌駕していると思います!!

強調するようですが、仕事をやめての、プレッシャーは半端ないと思いますよ!
そして、仕事しながらでも、割と時間は稼げます。さらに集中できます!

これが自分の至った結論です。

最後に毎月20hr以上経常的に残業しながら目指そうとする方への個人的なアドバイスです。(自分の経験外なので役に立つかはわかりませんが。)

正直、なかなか厳しいと思います。
さすがに、毎月40hr~以上やる場合は、まずは日商簿記1級、税理士の簿記、財務諸表論等を経た長期的攻略が望ましいと思います。(または全く性質は異なりますが、キャリアアップの観点ではUSCPAなど。)

簿記1級は、平日2hr+週末の猛チャージで、1年でも十分いけるのではないかと思います。
税理士試験に関しては、(自分は、税理士の簿記・財務は受けていませんが、)簿・財の科目合格は十分な「資格」になりますし、会計士の試験とも共通項は多いです。
さらに嬉しいことに、短答の財務会計論が免除にもなります。(たしか。)

以上のような点から、毎月20hr以上経常的に残業しながら目指そうとする方は、上記のような長期戦略が望ましいのではないのかなと思ったりします。

次回からは、短答式試験の科目別勉強方法について書いていきたいと思います!

では。